一からの家計簿の付け方|やる気だけでは家計簿は続きません

家計簿歴13年の私がこれまで蓄えた知識をまとめたブログです。

予算に適正なんてない!あなただけの予算作りのポイントとは

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この記事で分かること
  • 適正な予算とは何か
  • 見逃しがちな毎月の支出以外の予算の組み方
適正な予算って何?

「家計簿診断お願いします」

といったQAがYahoo!知恵袋には多数寄せられてます。
人からアドバイスをもらうことは悪いことではないですが、

 

「家賃が収入から見ると高いので安いところに引越した方が良いです」

と言われても実際に

 

「はい、そうします」

とはならないのではないでしょうか。

 

それはなぜかというと、その人の価値観がそこにあるからです。
例えば、収入に対して家賃が高めであったとしても、その人からすれば

 

「多少家賃が高くても職場に近いところに住んで通勤時間を短くしたい」

という価値観があるかもしれません。

一方でアドバイスした人からすれば、職場から離れても安い家賃にした方が良いという価値観かもしれません。

 

要するに価値観は人それぞれ、何にお金を掛けるかも人それぞれということです。

 

なので、人にアドバイスを求める前に自分がどのように生活したいのかを考えるべきです。
(とは言っても先の例で言えば家賃が高過ぎるのは問題があると思いますが。)

 

予算を組んで、最終的に 収入 > ( 支出 + 貯蓄 ) となっていればそれで良いのです。

上記の式が成り立てば、それは適正な予算といって問題ないのです。

 

それでは予算の組み方です。

過去のブログで紹介した費目の分類に毎月の支出でない支出がありました。
この支出を考慮しないため、予算どおりに支出がコントロールできず、結果、家計簿を付けるのを止めてしまった、という人もいるのではないでしょうか。

 

「突発で発生する支出なのだから、予算に組み込めないのはしょうがないのでは?」

という意見もありそうですが、それは違います。
実は突発なのではなく、予想できていなかっただけなのです。
このような支出を”予想”して”計画”することが大事なのです。

 

この記事では家計簿が続かない原因である”特別支出”、”その他積立”と”臨時支出”の予算組む際のポイントを説明していきます。

実際の費目の作り方と予算の立て方は別記事で紹介します。

 

”特別支出”の予算の組み方

特別支出とは”1年に1回以上の支出”となります。

予算を組む際のポイントは”予算と実態のズレを想定してバッファとして3万円をプラスすること”です。

実際に私も想定外の特別支出が発生したり支出額がブレた場合がありましたが、バッファ分で吸収することができて予算内で収めることができました。

 

”その他積立”の予算の組み方

その他積立とは”数年に1回の支出、または年1回以上の支出でも金額が大きいもの”となります。

予算を組む際のポイントは”どこまで細かく管理するか”です。

家電を例に挙げると下表のようにも管理することができます。

品目 購入頻度 金額 月の積立金額
テレビ 10年 10万円 833円
冷蔵庫 15年 13万円 722円
洗濯機 15年 17万円 944円

 

しかし、実際この細かさで管理すると手間はかかるし、何より息苦しいです。笑
実際、私は最初の頃この細かさでやっていましたがすぐに挫折しました。orz

今では”家電積立”として1つの費目で月2000円を積立てて管理しています。

 

上記の例から分かるとおり、あまり細かくし過ぎず、ある程度支出額の予想はしつつ、ザックリ管理するが正解になります。

 

臨時支出の予算の組み方

臨時支出とは”突発的な支出に対する支出”となります。

予算を組む際のポイントは”まずは10万円確保しよう”です。

 

臨時支出は”冠婚葬祭”、”医療費”等の突発な支出のため、予算が立てづらいのが実際です。

そのため、まずは10万円確保して、ある程度安心した家計管理をするべきです。

実際私も家計管理を始めるときには、その時持っていた現金は優先して臨時支出に充てました。

 

その上で以下に臨時支出をできる限り減らす方法と、私が実際行っていた積立金額を載せるので参考にしてください。

 

支出内容 臨時支出を減らす方法 私の積立方法
冠婚 仲の良い友人等で事前に時期が分かる場合は特別支出で管理。 2年に1回くらい披露宴に呼ばれる想定として月2000円積み立てる。
葬祭 x回忌は事前に分かるので特別支出で管理。 特に根拠はないですが月1000円積み立てる。
医療費 定期的な通院は固定費、特別支出で管理。 自身や家族の突発的な通院状況(最初は感覚で)に応じて積み立てる。
私は喘息気味で、風邪を引くと熱が引いても咳で通院するので、月2000円積み立ててます。

 

冠婚と葬祭の積立金額は、年齢によって必要な金額が変わってくると思うので適宜修正していけばよいです。
ちなみに私は葬祭の方が多い年齢になってきてしまいました、、

また、医療費は8万円を目標に積み立てていきたいです。
なぜ8万円かは”高額療養費制度”があるためです。詳細は医療費が高額になった時に負担を軽くする制度 | 日本FP協会が分かりやすいと思います。

 

あとは自動車を持っていれば修理代を積み立てておけば十分でしょう。

 

 

予算作りのポイントは以上です。

次は実際に費目と予算を決めていく実例を上げるので参考にしてください。

 

赤字家計を見直して貯金しよう!5つの分類で支出を管理♪

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この記事で分かること
  • 家計が赤字になる原因と対策
  • 家計を管理するための5分類

家計が赤字になる原因と対策

なぜ家計が赤字になるのか

「予算どおりに家計簿で管理しているのに毎月の家計が赤字になってしまう」

 

という人も多いのではないでしょうか。
いきなり核心ですが、予算に入っていない突発的な支出が発生していませんか?

 

予算を作る際に毎月の支出はしっかり検討していて問題ないはずです。
ところが、家計は毎月でない支出もあるのです。

前回のブログでも書きましたが、支出頻度によって以下の4通りがあります。

  • 毎月支出があるもの
  • 年に1回以上支出があるもの
  • 数年に1回支出があるもの
  • 突発的に支出があるもの

 

このうち、”毎月支出があるもの”だけで家計を考えてしまうと、月の家計は赤字になってしまうのです。

 

 

赤字家計の対策

赤字の原因が分かれば対策は難しくありません。

毎月の支出だけでなく、それ以外の頻度の支出も予算に考慮すればよいのです。

 

具体的には毎月の支出以外の支出を洗い出して、月にいくら積み立てれば良いかを算出、その金額も毎月の予算に組み込めば良いのです。

 

 

また、例として私の家計簿の分類と費目を公開します。
あなたが費目を作る際のサンプルになればと思いますので参考にしてください。

 

 

私の支出内容の前提

費目はその人がどのような価値観を持っているのかで大きく変わります。

さらに結婚しているとお財布をどう分けているのかで費目が大きく変わるので、私の場合の前提を併せて載せておきます。

  • 夫婦共働き
  • 夫婦で財布は別
  • 子供なし、ネコ一匹
  • 都内在住持ち家(マンション)、車あり
  • 食材の購入費、ガソリン代は基本的に妻の支出

 

それでは私の費目を見ていってください!

なお、分かりやすいように一部私が支払っている費目ではないものも入っていますがご了承ください。

 

私の家計簿、費目公開

固定費

固定費は毎月の固定的な金額の支出を管理します。

中分類 費目 説明
税金・社会保険 健康保険 税金や社会保険の支出を管理します。
手取り収入のみを管理しても良いのですが、税金等にいくら支払っているか自分のお金の流れを把握するために支出項目として管理しています。
介護保険
厚生年金保
雇用保険
所得税
住民税
住居費 住宅ローン 住宅にかかる支出を管理します。
賃貸住宅であれば費目を家賃にすれば良いです。
管理費・駐車場代 マンションの管理費、修繕積立金や駐車場の支出を管理します。
水道・光熱費 電気 水道・光熱費を管理します。
水道は毎月の支出ではないですがここで管理。
ガス
水道
交通費 電子マネー(SUICA) 私の場合、最寄り駅までバス通勤なので固定費として管理しています。
その他にも仕事やプライベートでの電車移動に支出もここに含めています。
なお、SUICAチャージ後に何に使ったかは管理していないです。
通信費 スマホ 費目名のとおりスマホ代を管理します。
インターネット接続費 自宅の光回線プロバイダ料金を管理します。
保険 プルデンシャル 契約会社ごとに費目にしています。
契約会社ごとの費目にしている深い意味はないです。
アクサダイレクト
投資・貯蓄 セゾン投信 投信信託の積立等の支出です。
将来の資産形成のための必要経費として固定費にしています。絶対必要な支出としての決意の分類です。笑
楽天証券
SBI投信
現金貯蓄 現金での貯蓄を管理します。

 

生活費

生活費は毎月の流動的な金額または必須ではない支出を管理します。

中分類 費目 説明
食費 平日昼食 仕事の時に食べる昼食を管理します。
いわゆるお昼ご飯代です。
その他食費 平日昼食以外(平日夕食のスーパーのお惣菜や1人でラーメンや丼物等を食べたとき)の費目です。
また食材購入もここで管理しています。
日用品 日用品 ティッシュ、洗剤、歯ブラシ等の支出です。
昔は品目も管理していましたが細かすぎて入力が大変なので止めました。
お小遣い 書籍 本や雑誌の支出を管理します。
マンガはお小遣い、ここでは勉強のための書籍のイメージです。
乗馬 趣味の支出を管理します。
月会費とレッスン料はここで一緒に管理しています。
夫婦外食 夫婦で行く外食代を管理します。
食費とは分けて管理することで娯楽感を強めています。
お小遣い 飲み会、カフェ代やマンガ、ガジェットのアクセサリー等の他の費目に当てはまらないものを管理します。
私の場合はタクシー代も大体ここに入れています。
ペット費 フード・おやつ キャットフードやおやつの支出です。
トイレ用品 トイレ砂、ペットシーツの支出を管理します。
おもちゃ ネコ用おもちゃの支出を管理します。
その他 新聞 日経新聞電子版の購読しているのでその費用を管理します。
美容室 短髪なので毎月美容室に行きます。
通院 アトピーなので毎月通院しています。
クリーニング 仕事着のYシャツのクリーニング代。
自分でアイロンはちょっと、、

 

特別支出

特別支出は毎月の支出ではないので何月に何が必要かを管理します。

支出月 費目 説明
1月 お年玉 田舎に帰省した際の甥姪に渡すお年玉。
実家帰省 ほぼ毎年必ず帰ります。高速代、ガソリン代の他、田舎の仏壇に供えるお花代等も含めてます。
クリーニング(スーツ) 3ヵ月に1回スーツをクリーニングに出してます。
歯科定期健診 4か月に1回定期健診に行ってるのでその費用。
ペット保険 ネコのための保険。年払いにしています。
3月 クレカ年会費 マイルを貯める費用対効果が高いので年会費を支払ってます。
4月 クリーニング(冬物) コート等の冬物のクリーニング代。
クリーニング(スーツ) 3ヵ月に1回スーツをクリーニングに出してます。
母の日プレゼント そのままです。一応?毎年プレゼントを送っています。
Officeサブスク Office365のサブスクリプションです。
AmazonPrime会員 アマゾンのPrime会員費を年払いにしています。
5月 歯科定期健診 4か月に1回定期健診に行ってるのでその費用。
7月 クリーニング(スーツ) 3ヵ月に1回スーツをクリーニングに出してます。
9月 歯科定期健診 4か月に1回定期健診に行ってるのでその費用。
10月 クリーニング(スーツ) 3ヵ月に1回スーツをクリーニングに出してます。
12月 忘年会補助 年末は飲み会(忘年会)が多いので、お小遣いとは別に補助費を準備。

 

その他積立

その他積立は数年に1回の支出や年1回以上の支出でも金額が大きいもの(2万円以上を目安)を管理します。

費目 説明
仕事着 スーツ、Yシャツ、靴等の仕事で使う服飾費。
普段着 私服の購入費。下着もここで管理。
コート積立 コートは普通の服に比べて大きな出費になるので別で積立。
旅行 旅行資金のための積立。
だいたい年1,2回旅行に行きますが、タイミングが決まっていないので特別支出でなく積立で管理。
記念日 妻への誕プレや諸々の記念日のための外食費。
少しいいところに行きたいので毎月の夫婦外食費とは別に積立。
家電 家電購入のための積立。
自動車保険 3年契約で年払いですが金額が大きいので特別支出でなく積立で管理。
車検 車検のための積立
火災保険 火災保険を積立で管理
ペット積立 ネコの突発的な通院やキャットタワー等大きな支出を積立。
ふるさと納税 ふるさと納税のための積立。
1年間で使い切るがいつ使うかタイミングが決まっていないため特別支出でなく積立で管理。
馬術競技 年に1回競技会に出ているのでその費用。年1回で支出タイミングが決まっているが、金額が大きいので特別支出でなく積立で管理。

 

臨時支出

臨時支出は突発的な支出に対する費用を管理します。

費目 説明
医療費 突発的な体調不良による通院や薬局での薬購入のための準備
冠婚葬祭 急な冠婚葬祭のための準備
その他臨時 自動車修理や家電修理等のための準備

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

「固定費、生活費の他に毎月でない支出はこんなにあったのか!?」

 

と思った方もいるのではないでしょうか。
それが毎月赤字になってしまう原因だったのです。

毎月の支出以外の支出も意識して予算に組み込みましょう。

 

ちなみに特別支出、その他積立の費目が固まるには3年くらいかかると思うので気長に改善を繰り返していきましょう。

 

 

やりくり上手な家計簿項目を作成するためのたった2つのポイント

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この記事で分かること
  • 最強の家計簿項目
正しい費目と分類を作る重要性

家計簿で管理する支出項目のことを費目と言います。

費目の意味は、”使途によって分けた費用の名目。”(goo辞書)です。要するに支出の分類だと思ってもらって大丈夫です。
今回はこの費目とそのカテゴリの考え方について説明していきます。

 

私は家計簿が続かない原因は、正しい費目が作成できていないからだと考えています。

 

「家計簿を付ける意味が分からなくなってしまった」
「家計簿を付けているのに、思ったとおりに貯金ができない」

 

こんな経験はないでしょうか?

 

これは費目が正しく作成できていないからです。
私は”費目の作成は家計簿を付ける上で最も重要なことの一つである”と考えています。

なぜなら、正しくない費目は予算どおりにいかない場合に分析できず、また、費目が足りないと想定外の支出となってしまい家計が赤字になってしまうからです。

ところが費目は人によって異なるためパターン化できません。
これが家計簿を付ける難しさなのです。

 

散々不安を煽るようなことを書きましたが、この記事を見ればある程度正解の費目が作成できるようにしたつもりです。

 

ちなみに私は10年以上家計簿を付けていますが、費目の大幅修正を10回以上はしています(細かい修正を含めれば数知れず)。
以下でどのように費目とカテゴリを作成していけば良いか解説するので、家計簿を皆薄際の参考にしてください。

 

費目のカテゴリは”支出頻度”と”何のために使うか”で決める
まずは支出頻度の話

 

支出頻度とは以下の4つになります。

 

  • 毎月支出があるもの
  • 年に1回以上支出があるもの
  • 数年に1回支出があるもの
  • 突発的に支出があるもの

 

下表に具体的な内容を整理したので、しっかり理解しましょう。

カテゴリ 説明 費目の例
固定費 毎月の固定的な金額の支出 家賃
光熱費
生命保険
スマホ
生活費 毎月の流動的な金額または必須ではないものの支出 食費
日用品
趣味
Yシャツクリーニング
特別支出 1年に1回以上の支出 固定資産税
自動車保険
クレカ年会費
季節物クリーニング
その他積立 数年に1回の支出、または年1回以上の支出でも金額が大きいもの 車検
旅行
火災保険(長期一括)
臨時支出 突発的な支出 冠婚葬祭
医療費

 

「毎月の支出を予算を立てて管理しているのになぜか赤字になってしまう」

という人は毎月の支出だけでなく、特別支出等を考慮していたかチェックしてください。

 

また、支出頻度によるカテゴリの違いを”医療費”を例に以下にまとめてみました。

 

  支出のイメージ 分類
病院に 毎月定期的に通院する 生活費
年に何回か定期的に通院する 特別支出
突発的な体調不良の時に通院する 臨時支出

 

同じ医療費でも病院に行く頻度によってカテゴリが違うことが理解できたと思います。
費目を作る際は、このような支出頻度を考慮する必要があります。

 

次は何のために使うかの考え方

次は同じ支出内容であっても支出の目的によってカテゴリを変えた方がよい例を”外食”で考えます。(私の実際のカテゴリです。)

 

外食内容 カテゴリ 費目
夫婦で外食した 生活費 夫婦外食
仕事帰りに1人で外食した 生活費 夕食費
友人と飲み行った 生活費 お小遣い
夫婦で結婚記念日に外食した 特別支出 記念日支出

 

費目は予算を管理したい単位によって分ける必要があります。
上記の場合、これらをすべて”外食費”として1つの費目にしてしまうと、外食内容ごとの予算をいくらにする分かりづらくなってしまいます。

そのため、この場合は4つの費目を作成して、使途に応じた費目に計上するようにします。

 

 

まとめると

費目の作成とカテゴリ分けの基準は支出頻度と何を買ったか(使ったか)ではなく、何のために買ったか(使ったか)であると覚えておいてください。

 

目標設定の良い実例、悪い実例とその理由を解説!

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この記事で分かること
  • 目標設定の具体例
  • 目標達成するための方法論
目標設定は具体的に
目標の具体例

ここでは目標設定はできる限り具体的にします。
とはいっても難しいことはないです。
”なぜ”、”いくらを”、”いつまでに”が決まっていれば問題ないです。

これくらいは決めておかないと予算が立てられず、毎月どれくらい使って良いか分からなくなってしまいます。

一番大事なのはゴールを明確にすることです。以下に良い例を記載します。

◆良い例◆

なぜ いくらを いつまでに
例1 老後資金のために 2000万円を 60歳(30年後)までに
例2 マイホームの頭金のために 500万円を 5年後までに
例3 趣味のテニスのために 1万円を 毎月

 

また、悪い例も以下に示します。
具体的に決めなければいけないことのいずれかがないことが分かると思います。

悪い例 なぜ悪いのか
例1 とりあえず100万円貯めたい ”なぜ”、”いつまでに”がない
例2 来年夏の海外旅行までにできるだけ貯金したい ”いくらを”がない
例3 子供の学費を積み立てておきたい ”いくら”、”いつまでに”がない

 

なぜ目標を具体的にするのか

どうして”なぜ”、”いくらを”、”いつまでに”を決めないといけないのかというと、おそらくほとんどの人は今までは何も考えずに使っていたお金を制限する必要があると思います。

どこまで何を切り詰めていくかゴールがない節約は、節約が趣味の人でないと苦しいものです。笑
なので目標に対してどこまで予算を切り詰めれば良いか、ゴールをハッキリさせることが大事なのです。
(予算の立て方は今後説明していきます。)

 

目標が決まれば実現方法は単純
目標が決まればあとは単純計算で実現方法は決まります。

上記良い例の”例1”をサンプルにしてみましょう。

やり方は単純に目標貯金額を期間で割って1ヶ月の貯金金額を決めるだけです。笑
※預金の金利等は考慮しません

 

老後資金のために2000万円を30年後までに貯金する場合
⇒1ヶ月5.6万円貯蓄すれば良い。

計算式:2000万円÷30年÷12ヵ月≒5.6万円

 

この例でいえば、毎月5.6万円を貯蓄するにはどうしたら良いかを考えるだけとなります!
(といってもそれが難しいのですが、、)
このあとは具体的に目標達成するための方法を記載していきます。

あなたはなぜ家計簿を付けようとしているのかハッキリ答えられますか?

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この記事で分かること
  • 家計簿を付ける意味
  • ”家計簿アプリありき”が危険な理由

このブログを見ているということは

「これから家計簿を付けたいけど、どうすれば良いか分からない」
「家計簿は付けているけど、これで良いのか不安」
「家計簿を付けたことはあるけど、続かなくて・・・」

という方だと思います。

このブログではこのような悩みの解消のために、私のこれまでの経験からどうしたら良いかをヒントを書いていきたいと思います。

”ヒント”と言っているのは、家計簿には決まった答えはない(と考えている)ので、私がみなさんのそれぞれの答えを提示することはできないからです。
なので、みなさんが自分に合った家計簿を作成できるよう助けになる情報を整理していきたいと思います。

 

なぜ家計簿を付けるのか
そもそも”家計簿を付ける”とはどういうことなのでしょうか?

「収入や支出を管理することでしょう」

と声が聞こえてきそうです。
それはそれで事実なのですが、ではなぜ収入と支出を管理するのでしょうか?

それはズバリ目標を達成するためです。

家計簿を付けること自体が目的だという人はあまりいないと思います。
「老後資金として」「マイホームの頭金に」「趣味に使えるお金を増やしたい」などなど家計簿を付ける上での目標が必ずあるはずです。

 

言いたいことは収入や支出を管理するだけでは目標達成はできないということです。
家計簿を付けることだけを考えるだけでなく、目標を達成するためには以下のステップを実行していく必要があります。

  1. 目標の設定、明確化
  2. 目標へ向けた計画の作成
  3. 計画の実行 ⇒ここが一般的に言う家計簿を付けるフェーズ
  4. 実行結果の確認

なので、このブログでは家計簿の付け方はもちろんのこと、上記4ステップについて説明していきます。

 

私が家計簿を付け始めた理由

ちなみに私が家計簿を付け始めたキッカケは奨学金返済のためでした。
20代後半当時、私は友人と毎週飲み歩き散財、奨学金を滞納してしまっていました。(当然貯金なんて1円もなし、、)
ある日、奨学金の督促状が実家に届いてしまい親からの電話。結果としては、親に奨学金の返済をすべて立て替えてもらい、私は親に少しずつ返していくことになりました。
「この歳になって何やってんだ」
と恥ずかしく思い、しっかり親に返していくため家計簿を付け始めました。

その後、親への返済が終わり、しばらく具体的な目標はありませんでしたが趣味の旅行にどれくらい使えるか等を把握するために家計簿は付け続けていました。
現在は2040年までに資産5000万円を目標に計画を作って実行しているところです。

 

どのように家計簿を付けるか

「家計簿を付けるにはどのアプリが便利で楽か」
を最初に考えてしまいがちですが、これを最初に考えてはいけません。

正しい考え方は、”自分がどのように家計を管理していきたいのか”が最初にあって、それに合ったアプリを探すという順番であることです。

家計簿を付けることが続かない人は、アプリありきで考えてしまうことによって何のために家計簿を付けているのかが曖昧になり、何をやっているのか分からなくなって止めてしまうというパターンにハマってないでしょうか。

私はいくつも家計簿アプリを使ってきましたが、しっくりくるアプリは本当に少なかったです。

 

”一からの家計簿の付け方”では、家計簿の付け方や手法だけでなく、どのように管理を行っていけば目標を達成できるかトータル的に考えることを重要視しています。
そのため、前置きとしてその説明が長くなってしまいますが、家計簿を続ける上で大切なことなのでお付き合いください。

もちろん私の経験上の使いやすいアプリとその使い方の説明もしていきます!!!